監督 富名哲也
北海道釧路生まれ。英国ロンドン・フィルム・スクールで映画を学ぶ。2013年、短編「終点、お化け煙突まえ。」(岸井ゆきの主演)が第18回釜山国際映画祭の短編コンペティション部門に公式出品される。2015年、企画「ブルー・ウインド・ブローズ」が釜山国際映画祭が実施しているアジア映画製作を目的としたファンド、ASIAN CINEMA FUND(アジアン・シネマ・ファンド)にて助成金を獲得。同年、釜山国際映画祭企画マーケット、ASIAN PROJECT MARKET(アジアン・プロジェクト・マーケット)に選出される。2018年、初長編映画「ブルー・ウインド・ブローズ」が第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション・コンペティション部門に公式出品される。同作は、スペイン、ポーランド、台湾、ブラジル、インドネシア、オーストラリアなどの映画祭で招待される。ウクライナの映画祭で撮影賞、バングラデシュでは作品賞を受賞する。長編企画「わたくしどもは。」は、ベネチア国際映画祭が実施している新鋭監督を支援するプロジェクト、Biennale College Cinema(ビエンナーレ・カレッジ・シネマ)に選出される。その他、TIFFCOM TOKYO-GAP FINANCING MARKET(トーキョー・ギャップ・ファイナンシング・マーケット)やHong Kong-Asia Film Financing Forum(香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム)などの映画祭企画マーケットに選ばれる。
2023年開催された香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラムWORK-IN-PROGRESS部門ではHAF GOES TO CANNES賞を受賞し、カンヌ国際映画祭併設マーケット(Marche du Film)でのピッチに招待される。同作は、香港国際映画祭INDUSTRY傘下のHKIFF COLLECTIONとワールドセールス契約を締結。2023年10月、長編第二作「わたくしどもは。」が、第36回東京国際映画祭コンペティション部門で公式出品作品としてワールドプレミアを迎えた。2023年11月、「ブルー・ウインド・ブローズ」がコロナ禍を経て、「終点、お化け煙突まえ。」と併映で新宿武蔵野館から急遽上映をスタートし全国順次公開中。
プロデューサー 畠中美奈
鹿児島生まれ。大学卒業後、(株)久米設計の設計室に勤務。その後、プロレス団体UWFインターナショナルの広報・企画部長を務める。安藤忠雄設計の大手前アートセンターにて黒田アキ展をプロデュース。長野パラリンピック冬季競技大会閉会式の制作チーフ。大手前ビジネス学院専門学校講師や放送大学設計学レギュラー出演。写真展「管野秀夫 Dearest Musicians」(池袋パルコ)、「hide写真集」、「hide~DIVE to 2000~写真展」などの制作に携わる。松田優作13回忌プロジェクトを松田美由紀とプロデュース。俳優のマネージメントなどを経て、2013年から夫で監督の富名哲也とTETSUYA to MINA film(テツヤトミナフィルム)を始める。以降、富名監督全作品「終点、お化け煙突まえ。」、「ブルー・ウインド・ブローズ」、「わたくしどもは。」の企画・プロデュースをしている。