TETSUYAtoMINAfilm

PROFILE

監督 富名哲也

富名哲也 Tomina Tetsuya 富名哲也 Tomina Tetsuya

 北海道釧路市生まれ。ロンドンフィルムスクールで映画を学ぶ。2013年、短編「終点、お化け煙突まえ。」(主演:岸井ゆきの)(英題“At the Last Stop Called Ghost Chimney”)(19min)を監督脚本する。同作は、アジア最大の映画祭、第18回釜山国際映画祭の短編コンペ部門に正式招待されたのを始め、インドネシアの映画祭、第8回JOGJA-NETPAC Asian Film Festivalの短編部門でグランプリを受賞、世界10カ国以上の国際映画祭に招待され上映される。また同作は、世界で活躍するミュージシャンでグラミー賞受賞アルバムのプロデューサーでもあるジム・オルーク氏が選ぶ日本映画として、べネチアで開催された国際交流基金主催による現代美術展「UNATTAINED LANDSCAPE ~未完風景展」において5カ月間展示上映される。

 2015年、長編劇映画企画「Blue Wind Blows」が、釜山国際映画祭による映画ファンド、Asian Cinema Fund(ACF)の脚本開発部門で創設以来日本から初めて選出される。また同作は、釜山国際映画祭の企画マーケット、Asian Project Market(APM)にも選ばれる。

 そして2018年2月、長編初監督作品「Blue Wind Blows」(88min)が世界三大映画祭の一つとして知られるベルリン国際映画祭のジェネレーション・コンペティション部門に正式招待される。さらに同作は、ベルリン映画祭が選ぶ、映画好きのためのスペシャルプログラム、“Berlinale Goes Kiez”部門にも選出される。ベルリン国際映画祭を皮切りに、南米最大級の映画祭、第42回サンパウロ国際映画祭ほか、台湾、スペイン、ポーランドなどの映画祭、オーストラリア・ブリスベンで開催された第9回アジア・パシフィック・トリエンナーレ現代美術展などでも上映される。バングラデシュ・ダッカの第12回国際チルドレン映画祭バングラデシュ2019では最優秀作品賞、ウクライナの第10回D Y T I A T K O 国際チルドレン映画祭で撮影賞を受賞する。

 2018年10月、次回作予定の長編劇映画企画「Where Were We?」(仮邦題「あちら、こちら。」)が、べネチア国際映画祭が実施している新鋭映画監督育成プロジェクト、Biennale College Cinema(ビエンナーレ・カレッジ・シネマ)2018/2019に日本から唯一選出され、約2週間イタリア・べネチアで行われたワークショップにプロデューサー畠中と共に招待される。同企画は香港国際映画祭が実施する企画マーケット、アジア・ファイナンシング・フォーラム、通称HAFにも選出され招待される。

プロデューサー 畠中美奈

畠中美奈 Hatanaka Mina 畠中美奈 Hatanaka Mina

 鹿児島県鹿児島市生まれ。大学卒業後、(株)久米設計の設計室に勤務。高田延彦率いるプロレス団体UWFインターナショナル広報・企画部長を務めた後、安藤忠雄設計の大手前アートセンターにて黒田アキ展をプロデュース。’98長野パラリンピック冬季競技大会閉会式制作チーフ、池袋パルコなどでの写真展「管野秀夫 Dearest Musicians」企画制作、「hide写真集」制作、松田優作13回忌プロジェクトを松田美由紀とプロデュース。俳優、松田龍平のマネージメント、三池崇史監督「46億年の恋」DVD特典写真集撮影などを経て、2013年より、TETSUYA to MINA filmのプロデューサーとして富名監督全作品「終点、お化け煙突まえ。」(2013)、「Blue Wind Blows」(2018)を企画・プロデュースしている。

 2018年10月、富名哲也監督次回作企画「Where Were We?」(仮邦題「あちら、こちら。」)がベネチア国際映画祭が実施する新鋭映画監督育成プロジェクト、Biennale College Cinema(ビエンナーレ・カレッジ・シネマ)2018/2019に日本から唯一選出され、富名監督と共にイタリア・ベネチアに招待されワークショプに参加する。同企画は香港国際映画祭が実施する企画マーケット、アジア・ファイナンシング・フォーラム、通称HAFにも選出され招待される。